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男子高出身の慶應大学生活

中高6年間男子校だった男の慶應大学での大学生活と、将棋、サッカー、マンガなどの趣味の話。興味を持ったことを調べてまとめたりもしてます。

名人への道 順位戦の仕組み

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名人への道 順位戦の仕組み

こんにちは('◇')ゞりょーへいです(^◇^)

前回、名人について説明したので、今回は名人戦挑戦者を決める順位戦について説明したいと思います。
将棋界で最も格式と歴史のあるタイトル 名人とは?

順位戦は、A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組の5クラスがあります。
持ち時間はすべて6時間。
対局の組み合わせは、例年全クラス4月に抽選を行います。
A級順位戦優勝者は、名人への挑戦権を得ます。

佐藤天彦名人


【A級 】
・原則として10人の棋士による総当り戦です。
(前期、不正疑惑で不戦敗が続いてしまった三浦九段のA級在籍が保証されたため、今年は11人の棋士で行われます。)
・最高成績者は名人への挑戦権を得ます。
・最高成績者が複数いた場合は、プレーオフを行います。
・最高成績者が3人以上出た場合は、順位下位の2人がプレーオフ1回戦を行い、その勝者が順位上位の棋士と対戦するという「パラマス方式」で挑戦者を決めます。なお、2位以下の順位はプレーオフの成績と関係なく、前期順位によって決まります。
(ここにおける順位は、前期リーグの成績順に8位まで、9・10位はB級1組からの昇級者となります。)
・原則として成績下位の2名が降級します。
(今期は1人多いため、3名降級します。)
・毎年3月上旬頃に行われるA級の最終戦は、全5局が一斉に行われ、名人への挑戦者と降級者2名を決定する重要な対局となることが多く、対局時間の長さやその密度の濃さから『将棋界で一番長い日』と称され、将棋界内外から大きな注目を集めます。


【B級 1組】
・原則として13人の棋士による総当り戦です。
(三浦九段のA級在籍保証により、前期降級したのは、森内九段のみ。この森内九段が、フリークラス宣言をしたため、今季は11人の棋士で行われます。)
・成績上位者2名の棋士はA級に昇級します。
・原則として成績下位の2名が降級します。
(今季は11人で行われているため、1名のみ降級。)
・最高成績者が3人以上出た場合は、最初の番付によって順位を決めます。
(原則として順位1・2位はA級からの降級者、以下成績順に11位まで、12・13位はB級2組からの昇級者となります。)
・A級棋士に匹敵する棋士が多く集まり、その棋士達が自分の地位を守るために全力で対局することから、「B級1組」は、『鬼の棲家』と呼ばれています。
一方「超一流は1期で抜ける」と言われており、羽生善治三冠や佐藤天彦名人、久保利明王将ら、現A級12人(名人含む)のうち5人が1期でA級に上がっている。


【B級2組】
・1人10局対局します。定員はありません。
(今期は25人)
・原則として順位1・2位がB級1組からの降級者となります。以下成績順、C級1組からの昇級者2名、前期降級点を取った棋士、の順になります。
・成績上位者2名の棋士はB級1組に昇級します
・降級点を2つとるとC級1組に降級します。
・降級点を持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点は消えます。


【C級1組】
・1人10局対局します。定員はありません。
(今期は37人)
・B級2組からの降級者がいる場合は順位1位から順に編入されます。以下前期の成績順、C級2組からの昇級者3名、前期降級点を取った棋士、の順になります。
・成績上位者2名の棋士はB級2組に昇級します。
・降級点を2つとるとC級2組に降級します。
・降級点を持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点は消えます。


【C級2組】
・1人10局対局します。定員はありません。
(今期は50人)
・C級1組からの降級者がいる場合は順位1位から順に編入されます。以下前期の成績順、前期降級点を取った棋士、三段リーグからの昇級者の順になります。フリークラスからの昇級者がいる場合は、10月1日以前に昇級の権利を得た場合は新四段の上に、10月2日以降に昇級の権利を得た場合は、10月1日付昇段の新四段の次に編入されます。
・成績上位者3名の棋士はC級1組に昇級します。
・降級点を3つとるとフリークラスに降級します。
・降級点を2つ持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点が1つに減ります。ただし、一つ目の降級点は、昇級もしくは降級しない限り消えません。


【フリークラス】
・「フリークラス棋士」は順位戦を対局できません。また、一度宣言すると順位戦に復帰することはできません。
・順位戦以外の棋戦は対局できます。
・B級1組以下の棋士が順位戦終了後から年度末の間に「フリークラス宣言」をすると、「フリークラス棋士」となります。
・C級2組の棋士が降級点を3つとるとフリークラスに降級します。
・三段リーグで次点を2回取った棋士はフリークラスに編入される権利を得ます。
・宣言によるフリ―クラス棋士は原則として65歳、その他のフリ―クラス棋士は原則として60歳で定年となり、引退することになります。
(今年引退した加藤九段は、C級2組で降級点を3つ取ってしまい、77歳のためフリークラスに降級できなかったため引退の運びとなりました。77歳まで順位戦でたたかいぬいたことごすごすぎるのですが、、、)


【記録】
最年少A級棋士 加藤一二三九段 18歳
最年長A級棋士 大山康晴十五世永世名人 69歳(A級在籍のまま死去
死ぬまでA級とは、、、大山十五世名人の凄まじい強さがうかがえます。
この記録を破れる可能性があるのは羽生善治三冠くらいですが、現在46歳の羽生三冠があと、23年A級在籍しなければ追いつかない記録、、、、、半端ないです。

また、順位戦には飛び級がないので、どんな天才でもA級に上がるためには、4年かかります。
これから当時18歳で、A級棋士となった加藤九段の怪物ぶりはうかがえます。
藤井聡太四段はこの記録まで抜いてくれるのか注目です。

ではでは(^o^)丿


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